食事をするときの食器の配膳では奥側の左側に副菜、右側に主菜、手前左側にご飯、その右側に味噌汁が基本的な配膳だとされます。
これは武家時代からの作法が一般化したともいわれています。
そしてそれは食事を提供する商売でも基本とされます。
というのは商売上ではそれを知っておかないと、食事をしている人の中から悪質クレーマー的な対応をされかねないからです。
なので無難な対応をするために武家時代の作法を踏襲しているものとしています。
しかしこの配膳のやり方に関して、一部の人からはなんで味噌汁が右側なのかと不満な疑問をぶつけてる人もいます。
それに関してご飯茶碗のほうが味噌汁の器よりも左手で持つ頻度が多いからだとする意見や、古来では左上位という考え方が有力だとする意見もあります。
しかし普段の食事で何もそれをかたくなに順守する科学的あるいは合理的な絶対根拠などはありません。
少なくても普段の食事では自分に最適な配置で食べても構いません。
ただ他人と一緒に食事をする際に、武家時代の作法を一応知っていないと非常識な奴にみられる可能性もあります。
だから知っておいて損はありません。
そのうえで敢えて自分流に変えて何か突っ込まれても、それに反論する根拠などを説明することで乗り切ることができます。
ただ家族以外の他人様に出すときは一応基本にするのが無難かもしれません。